フィジカルトレーニングとは
こんにちは!諏訪市・松本市を中心にフィジカルトレーナーとして活動しております金子仁です。
今までよく聞かれるご質問についてせっかく公式サイトを開設したのでこちらでも回答していきたいと思います。
今回は「フィジカルトレーニングについて」です。
・フィジカルトレーニングとは、
「パフォーマンスup」を目的にしたトレーニングの総称です。
パフォーマンスとは「思い通りに運動を行う事の出来る能力」の事ですが、アスリートだけに必要な物ではありません。
日常生活で人は常に思い通りに運動をしようとしています。
例えば「階段を昇る」と言う動作一つをとってもパフォーマンスと言えます。
思い通りに運動が行える能力と言うのは、言い換えてみれば「ケガ」や「悪い動きのクセ」を持っている場合にはパフォーマンスは高いとは言えません。
なぜならケガは日常生活やスポーツシーンにおいて良くない動きが積み重なることで起きてしまうからです。
つまりパフォーマンスを上げると言う事は、カラダや脳に効率の良い動きを覚えさせ、悪い動きのクセや筋肉の歪みを無くしていくと事になるので自然とケガの予防・改善にもつながります。
この事からもフィジカルトレーニングは健康的なカラダの維持やケガの予防・改善に役立つトレーニングと言えるので、一般の方にもおすすめです。
そしてフィジカルトレーニングの一番の特徴は「その人の目的に合わせた」運動を行える事です。
フィジカルトレーニングは、「抑制→伸張→活性→統合→強化」というパフォーマンスupに必要な考えかたをベースに、
主に5種類のトレーニングに分けられます。
以下の5タイプのトレーニングを「順番通り」行うことで、効率よく身体を鍛えることが可能です。
筋膜リリース
「筋膜リリース」の効果は動きの鈍くなった筋膜をゆるめることで、姿勢の悪さなどで場所がズレていた内臓や運動不足、
生活習慣が原因で滞った血流を本来の姿に戻し、免疫力を上げ、不調だった体のリズムを正常に戻すといった効果があります。
筋膜とは筋肉や骨、臓器、神経など人のあらゆる組織を包む薄い膜のことですが、筋膜は全身を包みこんでいるので、よじれると肩こりや腰痛、代謝の低下など全身に不具合が生じます。
パフォーマンスを改善していくには「抑制→伸張→活性→統合」という順番で、体を本来あるべき姿に改善していく事が一番の近道ですが、多くの大人・ましてやスポーツの習慣がある方でさえ、体が「抑制」されています。
実はこの「抑制」を生み出している原因となる物こそが筋膜なのです。
筋膜がよじれているという現象が想像しにくい方は「セーターの糸のほつれ」をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
セーターをキレイに広げたくても一部の糸に「ほつれ」があると上手に広がらないだけではなく、「一部のほつれ」はその部分に影響を及ぼすだけではなく全体に影響を及ぼします。
上記の例と同じような事が体にも起こってしまうことで、一部の「筋膜のよじれ」はその部分だけではなく全身の筋膜に影響を及ぼします。
この状態でストレッチ(伸張)をしても筋肉がしっかりと伸びずにストレッチの効果も下がってしまいます。
ストレッチをしても柔軟性が上がらないガチガチの体で日常生活を送ればさらに歪みは悪化してしまうので、結果的に腰痛や肩こりなどの不調が慢性化してしまいます。
スポーツを行うアスリートであれば筋膜によじれがあるため体を思い通りに動かす事が出来ないのは、これまでの説明から想像してもらいすいと思います。
なので僕のフィジカルトレーニングでは最初に「筋膜のよじれ」を解消していきます。
ブリージング
ブリージングとは「呼吸」の事を言います。
最初にパフォーマンスupに必要な考え方「抑制→伸張→活性→統合→強化」を元に5種類のトレーニングに分かれると言うお話をしましたが、「呼吸」に関してはこれらを順序良く行うために最初に必要不可欠なトレーニングとなります。
なぜ呼吸がここまで大切なのか?
それは呼吸が「体幹」を作り出しているからです。
体幹=6パックの「腹直筋・腹斜筋」をイメージされる方が多いかもしれませんが、実際の意味は文字通り「体の幹」の事を表します。
「体の幹」とは大木の「枝」をイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。
大木に生えている枝は、真ん中の木の幹よりもしなやかで動きに長けている印象があると思いますが、そもそも枝がその様に動けるのもベースとなる「大木」がしっかりと地面に根を生やしているからです。
仮に大木がしっかりと地面に根を生やしていなければ、木の幹が不安定なので枝はしなやかに動く事も出来ません。
なんとなくイメージがついた方もいると思いますが、「体幹」とはまさに上記で言う「大木」の事を言います。
日常生活やスポーツにおいて運動が行われる時に、体幹がしっかりとしていなければ、手足やそれにつながる肩甲骨・股関節なども上手に動くことができません。
そして体幹は呼吸で鍛える事が出来ます。
実は体幹の強さを生み出しているのは「腹直筋・腹斜筋」などの個々の筋肉ではなく、お腹周りを始めとした胴体部分の「腹圧」です。
腹圧はお腹のインナーマッスルである「腹横筋」や「横隔膜・肋骨」を適切に動かすことによって高められるので、呼吸を見直す事でこれらの部分が正しく動くようにトレーニングを行っていきます。
ストレッチ
「ストレッチ」は関節の柔軟性を高めて、可動域を広げていくためのトレーニングです。
動作をスムーズに行うために必要なフィジカルトレーニングであり、怪我のリスクを減らす働きがあります。
ストレッチには「静的ストレッチ」と「動的ストレッチ」の2種類あり、
クールダウンには静的ストレッチ、ウォーミングアップには動的ストレッチが用いられます。
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